ウルトラファクトリー:本日オープン(らしいですよ!)

この日記へのリンク元の中で、Googleで検索した「ウルトラファクトリー」からのリンクがダントツで多く、あんまり実のある内容を書いていない日記だったので申し訳なく思っていました。今日、Googleで「ウルトラファクトリー」を検索してみると、なんとこの記事が一番上に出るんですね……!笑 どうりでアクセスが多いわけだ!まだ公式サイトが立ち上がっていないので(それをつくる係なんですけど。まだ事務のほうで練っている状態らしく、保留中なのです)しようがないですが、はてなダイアリーの力ってすごいですね笑
折角なので私の聞いている実情あたりをちょこちょこお届けしたいと思います。

ウルトラファクトリーとは……本日6月2日からオープン(出来たのかな?明日時間があれば見に行ってみよう)する、京都造形芸術大学至誠館地下にある巨大な立体工房のことです。春から学内のギャラリーAubeに立っているジャイアント・トラやんが5体同時に制作できる……とヤノベさんは仰ってたんですが、実際は2体程だそうですよ笑 それでもかなりの大きさですけどね!!実際、ジャイアント・トラやんの制作途中映像なんかを説明会で流しておられたんですが、その工房はジャイアント・トラやん1体でいっぱいいっぱいでしたし。
各プロジェクト、キックオフミーティングや、ライセンス情報、細かな構成はまた追って書こうと思いますよー!

以下に説明会のとき配られた文章の一部を転載しておきます。勝手にそんなことして!って怒られたら降ろします。笑

マニフェスト

ウルトラファクトリーは全学年が利用できる造形技術支援工房である。だが、他の工房と意を異にするのが第一線で活躍するクリエイターを招いてのウルトラプロジェクトの存在である。
ウルトラプロジェクトに関わるいくつかの心構えをここに記そう。

目撃せよ!

そこではプロのアーティストやデザイナーが工房に滞在し実際に制作を行う。普通見る事ができない最先端の創造の現場でのプロの制作テクニックを間近に見る事ができる。

体感せよ!

行われるウルトラプロジェクトは実際に美術館で展示を行う作品や商品として流通するプロダクト等を制作する真剣勝負の現場となる。そこでサポートスタッフとして働く事でプロの厳しい現場を体感できる。

盗め!

目撃、体験したプロの技、作家のものつくりに体する姿勢等あらゆる経験を吸収せよ。そして自分の中で消化し同じ工房内でその創造エネルギーを爆発させよ。

ともに作れ!

爆発しウルトラ化した学生として制作し、またプロのアーティストとぶつかれ。それはまたアーティストも触発し工房内にものつくりのエネルギーが大きく膨れ上がり再度大爆発を起こすだろう。そしてその爆発はクリエイターのみならずマネジメントなどでアートの現場を支える人びとを巻き込み、より大きな社会的ムーブメントになるに違いない。

門は開かれた!!集え学生達!!
ウルトラファクトリー・ディレクター ヤノベケンジ

ウルトラファクトリー

ウルトラファクトリーとは、京都造形芸術大学内、至誠館に新設された金属加工及び樹脂成型を扱う工房と、木材加工を扱う工房の二つから構成される立体専門工房です。この場所で、制作技術や思考能力の向上を目的とした、類例のない特殊教育を実施します。その活動の中心となるのは、第一線で活躍するアーティストやデザイナーを迎えてのプロジェクト型実践授業です。アーティストとの共同作業を通して創造とは何かを実作業から学び、社会と関わりを持った制作活動を行います。また、ライセンス制度を取得した学生の自主制作など様々な用途に対応した柔軟な試みを学生とともに企画・運営します。

施設概要

オープン:2008年6月2日(月)
構成:ウルトラ工房(約700平米)は金属加工・樹脂成型の設備機械を備え、木工室(250平米)は木材加工の設備機器を備える。
開館時間:9:00〜20:00
休館日:土曜日・日曜日

ウルトラファクトリー・ディレクター

ヤノベケンジ


以下はヤノベさんのスタッフから配信された文面のコピペです。
コチラから引用させて頂きました。

さて、この6月より、ヤノベケンジがディレクターとなり京都造形芸術大学内に新設された“教育特殊機関”、その名も「ウルトラファクトリー」が、いよいよ始動いたします。

ヤノベケンジが手掛けるアートプロジェクトの数々が実践されている現場となり、また、アートとデザインを領域侵犯する専門研究機関「クリティカルデザインラボ」も設置し、学生たちとともに、ウルトラ・クリエイティブな活動を行っていく現場となります。単なる大学内の出来事やプログラムというだけでなく、作家の実制作の場=真剣勝負の場となりますので、以下のような機会の際には特別にお越しいただき、ヤノベケンジならではの、モノづくりの現場をご体感いただければと思います。そして、各プロジェクトの成功への道のりを、ともにご共感願えれば幸いです。

ショートノーティスとなりますが、活動の第一弾のご案内をさせてただきます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。



◎「ウルトラファクトリー」2008年全開始動!
→予告篇ムービー大好評配信中 http://www.yanobe.com

◎そして今秋、ヤノベケンジが初の舞台美術を手掛けます。
2008年10月9日〜12日、パパ・タラフマラの大規模新作公演
東京グローブ座ガリバー&スウィフト〜作家ジョナサン・
スウィフトの猫・料理法〜」
→メイキングプログもスタート! http://gulliver08.exblog.jp

この舞台装置制作を「ウルトラファクトリー」にて行い、本公演に先駆けて、さまざまなイベントも実施します。


◇ウルトラプロジェクト第一弾・キックオフミーティング
2008年6月4日(水) 18時〜 @京都造形芸術大学
ヤノベケンジによるレクチャーを中心に行われるミーティング。パパ・タラフマラの舞台と、一体どのようにコラボレーションをしていくのか? 舞台装置の内容や、今後の展開を学生たちとともに話しあっていきます。

◇小池博史 レクチャー&ワークショップ
2008年6月10日(水)〜12日(金) 
京都造形芸術大学内、京都芸術劇場・春秋座 ※詳細は下記参照。

◇公開リハーサル(ワーク・イン・プログレス)
2008年9月24日(水)〜29日(月) @京都芸術劇場・春秋座
…本公演直前。舞台装置を全て組み立て、役者も全員揃って行われる緊張感高まるリハーサルを春秋座にて行い、その様子を公開します。


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ウルトラファクトリー プロデュース

「小池博史レクチャー&身体ワークショップ」

(2008年6月10、11、12日 @京都芸術劇場・春秋座)

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◆趣旨・内容 
ウルトラ・プロジェクト第一弾、ヤノベケンジ×パパ・タラフマラ
ガリバー&スウィフト」での舞台装置制作への関連として実施する、小池博史によるレクチャーと、2日間連続の身体ワークショップ。パパ・タラフマラの世界観を詳しく知ることを通して、協働制作する舞台装置の完成度を高めることを目的とする。

◆日時・会場  
[レクチャー]   6月10日(火) 18:00〜19:30 S11教室(至誠館1F)
[ワークショップ] 6月11日(水) 16:30〜19:45 京都芸術劇場・春秋座
         6月12日(木) 16:30〜19:30 京都芸術劇場・春秋座

◆講 師  
小池博史(パパ・タラフマラ芸術監督・演出家・振付家・作家・写真家)
1982年「パパ・タラフマラ」設立。以降、全45作品以上の作・演出・振付を手掛ける。演劇・舞踊・美術などのジャンルを超えた、強くオリジナリティ溢れる作品群は、ヴェネチア・ビエンナーレ、ベルリン芸術祭などの海外主要フェスティバルなど、世界30カ国で上演され、国際的に高い評価を確立し、「パパ・タラフマラ的身体言語」の獲得へとつながるものとなった。1995年パパ・タラフマラ舞台芸術研究所(P.A.I.)を設立し、若手パフォーマーの育成にも力を入れる。つくば舞台芸術監督や審議員も歴任(97〜04年))。2007年11月、世界最高峰の劇場・ニューヨーク ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック オペラシアター公演を実現。代表的な作品に「SHIP IN A VIEW」「三人姉妹」「HEART of LOLD -百年の孤独-」など。


詳しいことは順次、京都造形芸術大学ブログに載るんじゃないかと思われます。こっちのが有力な情報ですよー